廃 線 を 訪 ね て

(千葉県)外房線旧大網駅とスイッチバック

昭和60年頃ですが私が大網駅から東金線に乗って旧大網駅を通った時にはまだ駅舎やプラットホーム内の施設がほぼそのままの形で残っていました、、、でも既に15年経って居るんですよね
但し旧駅から外房線に向かうスイッチバックは2年前(平成9年)くらいまではあったんです
それが一昨年(平成10年)くらいに線路が剥がされ現在の大網駅に一番近いところはまるで遊歩道でも造るかのように綺麗にしてありました
もっと早く写真を撮っておけば良かったと今更ながら悔やまれます

 

歴史

明治29年01月20日 房総鉄道として蘇我〜大網開通
明治30年04月17日 大網〜一ノ宮開通
明治33年06月30日 大網〜東金開通
明治40年09月01日 国有化により房総線(千葉〜大原)、東金線(大網〜東金)
昭和47年05月26日 駅の移転によりスイッチバックの廃止

 

旧大網駅跡

道路の反対側にある空き地とその奥の公園に駅がありました
公園には腕木式信号機が残されています
またこの付近のおみせには旧大網駅前店となって居ました

 

公園にあった看板

公園には以前駅であったことが記してある看板が道路のすぐ脇に立っていました
また、この看板の横には腕木式の信号機が立っています

 

プラットホーム跡と通過する東金線の電車

当時何番線まであったのか判りませんが現在は駅舎に面していたホームだけが残っています
昔、私が見たときにはホームの屋根もあったのですが、、、

 

スイッチバック

右と中央の線路は東金線のもので右にそれ大網駅に向かいます
左の線路がスイッチバック時代のもので左にそれて茂原方面でした
線路はすぐ先の踏切までで途切れています

 

分岐してすぐのガーダー跡

奥にある現在使用しているガーダーは開通当時の煉瓦の位置とは若干ずれていますが写真では判りません

 

バラストがまだ残っている線路跡

分岐してからずっと左方向にカーブしているのが良く判ります
個人的に一番廃線跡らしいと思えたところでした

 

現在の大網駅に一番近い付近

綺麗に草が刈ってあり煉瓦のガーダー跡や盛土の様子が良く判ります
何故か葉牡丹が植えられていて遊歩道のような感じになっていますが入れないように柵がしてあります

 

合流地点

現在の線と合流しているところです
現在の大網駅からはかなりの下り坂になっていますが旧線はほぼ平坦で白い建物(ジャスコ)の横に向かいます